漫画のセリフをご紹介いたします
母「えっ!?うちの息子が!?」
父「なんだって!?ど、どうした!?」
母「大麻の使用で捕まったって」
父「そんな馬鹿な!!」
母「どうしたらいいのかしら・・・」
父「どういう状況なんだろう」
母「さあ・・・大学のこととか、将来とか、どうなっちゃうの?」
父「まあ、そういうことも含めて、弁護士に相談したほうがいいな。すぐに探そう」
父「『Tifa法律事務所』・・・ここは刑事事件に特化している法律事務所みたいだ。ここ、いいんじゃないか」
母「そう。もう夜遅いし、明日、電話してみましょう」
父「いや、夜間でも対応してくれるって。こういうのはなるべく急いだほうがいいだろう。早速連絡してみよう」
代表「はい、Tifa法律事務所です」
父「あの、うちの息子が・・・大麻で逮捕されてしまいまして、取り急ぎご相談をと・・・」
代表「そうですか。それでは、お会いしてお話しできますか?」
代表「弁護士の山田健一と申します」
父「よろしくお願いします」
母「息子はどうなってしまうんでしょう?」
代表「その前に、まずはご子息が本当に大麻を使用したのかどうか、よく確認したほうがいいでしょう。誤認逮捕や冤罪の可能性もありますので」
母「何かの間違いであってくれればどんなにいいか・・・」
代表「ご存じかもしれませんが、薬物犯罪は再犯率がとても高いのです。統計によれば、6割を超えています」
母「そんなに・・・」
代表「仮にご子息が大麻を使用してしまったのだとして、初犯なら執行猶予がつく可能性が高いです。しかし再犯してしまうと、実刑になる可能性が極めて高いでしょう」
代表「ですから、再犯を防ぐための取り組みがとても重要なのです」
父「そうですか・・・」
代表「ご子息は20代とまだ若いので、人生を棒に振るようなことがないようにしっかりと更生環境を整えましょう」
母「それにはどうすれば・・・」
代表「一刻も早く弁護士をつけて、ご家族も一緒になって取り組んでいくことが大事です」
父「わかりました。では、山田先生、息子のことをよろしくお願いします」
母「どうかよろしくお願いします」
代表「義彦君、最初に確認しますが、本当に大麻の所持や使用の事実はあったのですか?」
息子「はい、やりました。大麻を持っていて、使いました」
代表「そうですか。では、決して再犯などしないように、どのように更生していくか、一緒に考えましょう」
息子「はい」
代表「今後の流れですが、20日間の拘留期限が切れたあと、起訴されることになるでしょう。そうすると保釈請求ができるようになりますので、一刻も早く身柄が解放されるように活動していきます」
息子「はい。ありがとうございます」
代表「具体的には、裁判所に、受け入れ先、身元引き受け人──今回はご家族ということになるでしょうが、そちらと、逃亡や証拠隠滅のおそれがないことをしっかりと示した上で、保釈請求できるようにしていきます。保釈に際しては保釈金を準備する必要があります。ご自身でご準備をしていただくか、日本保釈支援協会に立て替えていただく必要があります」
父「このたびは、息子の保釈にご尽力いただきまして、誠にありがとうございます」
代表「いえ。ここからが大事です。裁判に向けて、治療と再犯防止の対策をしていきましょう」
母「何をすれば・・・」
代表「薬物の入手ルートを断つために、人間関係を精査してください」
代表「それから、治療プログラムに参加するなどして、社会復帰へ向けて準備していきましょう」
父「わかりました」
母「ちゃんと、できる?」
息子「はい」
息子「ご迷惑をかけて、本当にすみませんでした!心を入れ替えて、二度とこんなことをしないと誓います!」
息子「行ってきます」
母「いってらっしゃい。しっかりね」
父「頑張れよ」
息子「はい!」
息子「お父さんお母さん、本当にありがとう。このご恩は一生かけて返しますので」
父「私達だけじゃない。お世話になった全ての人に感謝だぞ」
息子「はい!」
母「あの時はどうなるかと思ったけど、裁判では執行猶予もついたし、こうして社会復帰して仕事にも就けたなんて・・・ほんとによかった。ほっとしたわ」
父「そうだな。早めにしっかり対策したことで、再犯もしなかったしな」
父「あの日すぐに、Tifa法律事務所の山田先生に相談したのがよかったんだな」
母「本当にそうね。感謝しなきゃね」